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bossからのラブ菜レター 巻12

bossからのラブ菜レター 巻12_b0112855_973211.jpgグルメレポーターのイモムシです♪

本日は“100円で食べられる激安ランチ”特集ということで水遊通りの『イタリアン・ブロッコリー亭』にお邪魔していますが…マスター、そういったメニューはありますか?

(「ございます」とブロッコリーマスター)

「それでは自慢のアレをお願いします!」

…って、“キミたちは草デカ(わが街のローカルグルメ番組)かっ!?”とツッコミを入れたい(笑)。

『違いのわかる』美食家なイモムシが多くて困ってしまいます(汗)。
# by wasurenasumire | 2009-11-04 19:06 | farm

bossからのラブ菜レター 巻11

bossからのラブ菜レター 巻11_b0112855_23362742.jpgキャベツの“ネットカフェ”に引き続き、今度はそら豆たちの“ネット球場”をbossが建築してくれました~!!

ヨロヨロだった苗が藁に支えられて少し気合が入り、さらにネット球場の中で風に煽られることもなく、元気に整列して試合開始のあいさつができそう♪

6人兄弟なのでナインにはあと3人たりないのだけど、ミニ野球ならできるかなぁ?

扉の影からそっと飛雄馬を見つめる姉・明子の心境にシンクロしてしまいます(笑)。

半年タームの長丁場な下積み期間に耐え、甲子園球児を目指してがんばれよ~☆
# by wasurenasumire | 2009-11-03 17:35 | farm

さくらごはんと間引き菜づくし

さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23111166.jpg

昨日の間引き菜でつくった夕ごはん♪

『野菜づくし』と言えば聴こえはいいけれど、ホントに笑っちゃうくらい間引き菜ばっかりです(笑)。

さてさて今日のメニューは

              ・さくらごはん
              ・大根葉と海苔の佃煮
              ・にんじん葉のとろとろ白和え
              ・大根サラダ
              ・こかぶの掻き玉汁
                                 の5品。

『さくらごはん』は先日テレビ番組で放映されていた…ウワサのわが県西部地方の郷土料理です。

わたしは中部在住なので同じ県内に住んでいても『さくらごはん』が給食のメニューで出てきたことはありません。

でも西部の小学校では「今日はさくらごはんだよ~♪」と言うとこどもたちが「ワ~イ!!」と大喜びするのだとか。

わたしはその放映された番組を見ていなかったのですが、元々大の混ぜご飯(おこわや味つけごはんを含む)好きなので、母から『さくらごはん』の話を聴いて、「それ、絶対に美味しいよ!!」と断言していました(笑)。

ということで、さっそくつくってみたのですが、お酒とおしょう油の香りがなんとも嬉しい『さくらごはん』が炊きあがりました♪

椎茸やにんじん・油揚げなどの具材がなくても、昆布やお出汁を入れなくても、充分『ごはん』だけで美味しいわ~☆

ただかなりお酒の香りが漂うので、健全なこどもたちに給食で食べさせてもいいものなのかしら?

午後の授業をほろ酔い気分で受ける子が西部では続出しているのかもしれません(笑)。

続いて、間引いて間引いて間引きまくった大根の葉っぱを使った佃煮をつくってみました♪

こちらはちょくちょく参考にさせてもらっているうーらさんのレシピから…。

オリジナルレシピではにんにくとはちみつが入っていましたが、冷蔵庫にストックがなかったので省略…さらにごま油の量もかなり減らしてしまいましたが、それでもごはんのお供にぴったりな常備菜ができました。

鷹の爪のピリッとした辛味と海苔のとろみと大根葉…すっごく合います~♪

ごはんがすすむこと間違いなし…さくらごはんとの相性もGOODでしたが、普通の白米でもとても美味しいと思います。

ぜひぜひお試しあれ~☆
さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23114585.jpg

↑『さくらごはん』は適当におしょう油とお酒を入れるだけ(笑)。

とっても簡単・手間いらず♪

【材料】
・白米      2合
・しょう油    大さじ2
・酒        大さじ2

【つくり方】
1 といだ白米としょう油・酒を炊飯器の釜に入れ、2合の目盛りに合わせて水を加える。
2 そのまま炊飯を開始し、炊き上がるのを待つ。
さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23125723.jpg

↑大根葉と海苔の佃煮です♪

激ウマで感激しすぎたため手が震えてしまったのか、ピンボケ写真になってしまいました~(涙)。

とにかく海苔を“入れ過ぎかも?”というくらいたっぷり投入するのが美味しさのコツ(笑)。

今度はにんにくとはちみつを加えたうーらさんのオリジナルレシピの味に挑戦する予定です☆

あっさり味が好きな方はわたしのアレンジレシピ↓でどうぞ♪

【材料】
・大根葉  150gくらい
・海苔    全形5枚
・ごま油  小さじ1
・鷹の爪  1本分
・白ごま  小さじ1
・しょう油  大さじ2
・本みりん 大さじ2

【つくり方】
1 大根葉はさっと茹でて水を切り、小口切りにする。
2 フライパンにごま油を入れて弱火にかけ、1と唐辛子を入れてざっと炒める。
3 さらに海苔をちぎり入れ、しょう油とみりんを加えて水分が少なくなるまで炒める。
4 火を止めてから白ごまを加え、ざっと混ぜ合わせる。

※このレシピは『ooLife*オーガニックレシピ手帖*』を参考にしています。
さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23135064.jpg

↑しあわせのっけごはん。

丼もの・ワンプレートものが大好きで…小泉武夫さん風に言えば『ぶっかけ飯の快感』(笑)。

これに生卵をかけて食べても美味しいかもしれないなぁ☆
さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_2314387.jpg

↑こちらは『にんじん葉のとろとろ白和え』です♪

可愛いポヤポヤのにんじんの葉っぱをどうやって食べようかなぁ…とネットで検索していて発見しました~!!

白和え好きな母の血をしっかりと引き継ぎ、胸を張って“白和え大好き人間”だと威張れます(笑)。

母の誕生日が十月の中旬なのですが、ちょうどその数日前くらいにお日待ちとなるため、祖母がよく白和えをつくってくれたそうです。

母のこども時代にはお日待ちの時、豆腐屋さんが白和え用の水切りしたお豆腐を売ってくれたのだとか。

水切りの手間が省けて今から考えるとちょっとうらやまし~♪

お日待ちで白和えをいただく風習があるため、そのすぐ後にやってくる母の誕生日に、もう1度『白和え』をリクエストしても願いは叶えられず。

一番の好物をいつも誕生日につくってもらえなかったさみしさを味わっていた母なのでした(笑)。

母の白和えは祖母から伝授されたもので、青菜やれんこん、こんにゃく等など…和える具を下茹でして味をつけておき、お豆腐も水切りして味噌やら胡麻やらを入れてすり鉢でゴリゴリするような昔ながらの白和えです。

わたしも白和えが大好きで自分でも頻繁につくりたいと思うのですが、なかなか手間のかかる作業で時間にゆとりがある時でないと、「いっちょやってみるかいな」と重い腰を上げて取り組む気になれませんでした(汗)。

“もっと簡単に白和えができないかなぁ”と思っていたところで、こちらもお世話になることが多い izumimirun さんのレシピに簡単白和えの方法を発見しました♪

白和えってセリや春菊など青臭みが強いものを入れても、お豆腐がそれをまろやかにしてくれるのでとっても食べやすくなります。

にんじんの葉っぱも同様に独特の香りがあるのですが、オリーブオイルとにんにくの風味うがうまいことマッチして洋風の白和えになりました☆

母の純和風な昔ながらの白和えとともに、簡単・洋風白和えもかなりイケます(笑)。

【材料】
・にんじんの葉    80g
・オリーブオイル   小さじ1
・しょう油        大さじ1
・にんにく       1片
・絹ごし豆腐     1/2丁

【つくり方】
1 にんじんの葉は食べやすくザク切りにし、にんにくはみじん切りにする。
2 鍋ににんじんの葉とにんにくを入れ、オリーブオイルとしょう油を回しかけてざっくりかき混ぜる。最初は強火、湯気が上がったら弱火に落として4〜5分蒸し煮する。
3 にんじんの葉が柔らかくなったら豆腐を崩しながら入れ、火を止めて余熱で豆腐を温める。

※このレシピは『vege dining 野菜のごはん』を参考にしています。
さくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23155686.jpgさくらごはんと間引き菜づくし_b0112855_23163794.jpg
















残りの2品はいつものおかず…で手抜きしました(汗)。

『大根サラダ』は適当に切って塩もみし、帆立缶と合わせてマヨネーズで和えただけという代物♪

間引いた“ばかりの新鮮な味をそのままに”ともっともらしい言い訳をくっつけ、ごまかすことにします(笑)。

大根×大根なのですが、大根とかいわれ大根を合わせることで彩りがちょっときれいに☆

また帆立缶が加わると旨みもさることながら、『大根サラダ』がワンランク豪華に見えるんですよねぇ…サラダがご馳走って安い女だわ(笑)。

それにこのサラダはわたしの手抜きをカバーしてあり余るほど素晴らしいのです!!

どこがって…なんと自給率80%以上で大根とレタスが愛菜園産☆

レタスはタンポポのお客さんが来ていたbossの苗からちょっと分けていただいたものを使いました。

葉野菜なのに虫の被害も少なくて、パリッとした歯ごたえが頼もしいレタスになっていましたよ~!!

今度はわたしもレタスの苗に挑戦してみようかなぁ☆

間引いたばかりの大根は生でお味噌をつけて食べたらピリッと辛味が強かったのですが、マヨネーズと和えてサラダにしたらその辛みがなんともオツな感じに仕上がりました~!!

辛味がとてもいい感じなので『大根おろし』で食べてもよかったかも…。

まだ少し残っている大根でマクロビの大根湯でもつくってみようかな?

お味噌汁には椎茸とともに間引きしたこかぶを入れて、掻き玉汁にしてみました。

間引き菜でまだ生長過程にあるはずなのに、こかぶの葉っぱがすごくしっかりしていて、みるいどころかこわいです(汗)。

“土の水分が足りなかったのかなぁ”と思うくらい、歯ごたえ充分な葉っぱになっていました♪

これから生長していったらさらにたくましさを増していくのかしら?

う~ん、お手柔らかにお願いします…こかぶちゃん。

それにしても自分の畑の間引き菜でお夕飯をつくれるなんて夢みたいにしあわせだ~♪

畑を間借りさせてもらっているbossにも、それから元気に大きくなってくれている苗たちにも、土にも水にも太陽にも…“ありがとう~!!大好きだよ~!!”と叫びたい気分です☆
# by wasurenasumire | 2009-11-01 23:10 | cooking

bossからのラブ菜レター 巻10

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そら豆たちよ、起立!!礼!!

背筋を伸ばして、前へならえ!!





昨日、愛菜園に定植したそら豆たちに喝を入れるため、bossが藁を敷いてくれました。

ぐんにゃりと背筋が曲がっているそら豆ちゃんたち。

この先、ピシっとした姿になってくれるのかしら?

でも、まぁ育ての親も一本芯が通っておらず、グダグダふにゃふにゃしてるんだもの。

こどもたちだけ「ピシっとしなさい!」というのは酷だわさ(沈)。

ピシっとしていなくても、ヨロヨロしていても…初の豆苗♪

夢にまで見て恋い焦がれた豆科生物(笑)。

そら豆ちゃんがわが水遊園に生息しているというだけで、わたしにとってはウキウキ嬉しい気持ちでいっぱいなのですよ~☆

ヨロヨロしててもいいからさ、元気に大きくなってくださいな♪

さてさて、昨日おとなの授業を受けている間に、bossから間引き大根で『大根サラダ』をつくったとの報告メールをいただいていました。

ピリリとした辛みが強い大根とのこと。

1日遅れですが、さっそくわたしもbossのマネして『大根サラダ』を筆頭に…もろもろの間引き菜づくしにとりかかります~!!

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食事時にもしこのブログをご覧になっている方がいらっしゃったら、尾籠な話で本当にごめんなさい…(涙)。

bossの愛犬・楓ちゃんは芸術家(汗)。

尻文字というのはあるけれど、ウ○チ絵なんてあるのかしら?

『見よ!わが愛犬の芸術性を』と親バカなbossからのメールに“この芸術作品を広く世に公表するように”とのありがたいご指示まで賜ってしまいました(笑)。

これからは楓ちゃんのことを『ウ○チ画伯』と呼ぶことにしようっと☆
# by wasurenasumire | 2009-11-01 16:18 | farm

おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA

おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA_b0112855_22291598.jpg

“はたらけどはたらけど猶わが生活 楽にならざり ぢつと手を見る”(石川啄木)

『おとなの授業』1時間目を受けてきました♪

この授業はラブ&ピースな活動をしている“ピースネット静岡”というサークルの主催で開講され、ベジカフェのSANTOSHAがこの時間だけは授業の行われる『平和中学校』の校舎に早変わり(笑)。

なんと講師のK先生も公立中学校で社会科を教える現役の先生で、久しぶりに中学生の頃の社会の授業を思い出しながら楽しく勉強してきました♪

以前、K先生のメディアリテラシーの講座があったことを企画が終了してから知り、“今度はぜひ先生の授業を受けてみたい”と望んでいました。

今回は『平和中学校』の校長先生直々に開校のお知らせをいただき、めでたく平和中の生徒になることができたのでした(笑)。

まず授業の導入として先生から「これから椅子取りゲームをします」と指示がありました!!

社会科の授業で『貧困とワーキングプアを考える』がテーマなのに、なんで椅子取りゲームなの?と生徒の頭には?マークが飛び交っていましたが、とりあえず先生の言う通りに…。

10人の生徒に対して用意されている椅子は7つ。

3人の生徒が椅子に座れずに立ちんぼになってしまいました。

続いてもう1回…今度は10人の生徒に対して用意されている椅子は5つ。

椅子に座れる確率は50%というかなり厳しい椅子取りゲームでした(汗)。

さて、ここからが授業の本題なのですが、この椅子取りゲームはただのお遊びではなく、日本の貧困を考えるデータが反映されています。

1回目の『10人のうち用意されていた7つの椅子』…それは正規雇用の椅子。

座れなかった3人の生徒は非正規雇用者であり、言いかえれば3人に1人が非正規雇用者の日本の現状が浮かび上がってきます。

さらに厳しさを増した2回目の『10人のうち用意されていた5つの椅子』…それは20~30歳台の若者の正規雇用の椅子なのでした。

つまり労働力として期待される若者が正規雇用者として働ける確率は五分五分なのだという惨状(涙)。

思っていた以上に日本のワーキングプアの実態が深刻であることを感じ、さらにそれが若者に対して厳しさを増すことを知って愕然となってしまいました(沈)。
おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA_b0112855_223048.jpg

ゲームの後に懐かしの社会のプリントが配られました♪(↑表面)

ついに授業の核心部分に突入です☆
おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA_b0112855_22304786.jpg

↑こちらは裏面♪

中学の頃、社会の授業の時に必ずこういうプリントをもらいましたよねぇ(笑)。

貧困率・自殺率についての新聞記事や労働時間の国別グラフ・平均給与の年次推移など様々な統計が載っているこのプリントから、現代社会のあり様と雇用や貧困などの社会問題についての読み取りをしました。

日本の貧困率は世界8位、先進国中ではアメリカに次いで2位とありがたくない不名誉な高順位なのだとか(涙)。

また貧困率が高い日本やアメリカの労働時間は諸外国に比べて圧倒的に長く、貧困率と労働時間の長さが比例している様相が読み取れました。

それぞれ気になったグラフや記事について発言し、先生からのコメントをもらい、クラスで学びを深めていく。

“あぁ、社会の授業ってこういう感じだったなぁ”と懐かしく中学生の頃を思い出していました♪

学生時代を通じて『社会』はずっと好きな科目でした☆

特に中学の社会科の先生が今回のK先生同様、一風変わった独自路線を歩む先生で、元・新聞記者という異色の経歴の持ち主(笑)。

「ホントはこういう話をすると校長先生に怒られるんだけど…」と言いながら、被差別部落の話や君が代・日の丸が抱える問題などを話してくれました。

教科書を丸暗記する『社会科』ではなく、“自分の頭で考えること”の大切さを学んだような気がします。

「中学生だから」と生徒たちを侮らず、ちゃんと一人の人間としてこういう見方もある、ああいう考え方もある…と現象を多面的にとらえることを教えてくださいました。

また先生や大人の言うことがすべてではないし、完全に正しいとも限らない…自分の目で物事を見て、自分の頭で判断していかなくてはならないことに気づかせてくれた先生でした。

そういう大人の気構えってちゃんと生徒に伝わるんですよね~☆

「人間的にはすごく変わっている先生」と思っていましたが、たぶんあの先生に教わっていたから社会の授業が大好きだったんだなぁ…と振り返ってみるとよくわかります。

それに、わたしの奇人変人好きはこの頃からだったのか…とも(笑)。

独自路線を行く人は全面的にその人の意見に同意はできなくても、自分で道を切り拓いていこうとする姿勢が魅力的で、“この先どんなふうに歩いて行くんだろう”“どんな道を進んでいくんだろう”って興味が募ります☆

きっとK先生も教え子たちにそう思われているんじゃないかなぁ…と授業を受けながら想像していました(笑)。

話がかなり脱線してしまったのですが、授業の話に戻ります。

プリントの読み取りの仕上げとして、2人1組のペアで“このプリントにタイトルをつける”という作業をしました。

タイトルをつけようと意識することで、読み取りが深いものへと変わっていくのだとか。

わたしたちのペアは『真綿で首を絞められて~豊かな国から遠ざかる日本~』というタイトルをつけてみました。

う~ん、暗い…お先真っ暗な日本の姿といった感じが漂っていますよねぇ(涙)。

実際ニュースで“派遣切り”だとか“ワーキングプア”だとかあれだけ騒がれていても、いまいちその深刻さが伝わってこなかったけれど、これらのグラフや資料から読み取った日本の現状は、かなり悲惨なものであることが身に沁みて実感できました。

“わたしとは関係ないこと”とのほほんと暮らしているうちに、気づかないうちにどんどん自らの首も締まっていくような恐怖をおぼえ、こんな暗い陰惨としたタイトルに行き着いたのでした(沈)。

各ペアごとに考えたタイトルを短冊に書いて黒板に張り出し、クラスみんなでどのタイトルがいいか投票(笑)。

こういうのも中学生っぽくてなんだか懐かしい(笑)。

暗いタイトルが多かった中で、1番の得票数となったのは『がんばれ!日本』というシンプルで明るいタイトルでした♪

そうだ!!そうだ!!がんばれ~日本☆
おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA_b0112855_22314053.jpg

そして…なんとビックリすることに、わたしたちのタイトルが授業参観にいらしていた“新聞記者さん特別賞”に選ばれました~!!

↑先生からは賞品としてホットチョコドリンクの景品をいただきました(笑)。

わ~い!!嬉しいなぁ♪

さてさて、授業はまだまだ続きます。

この後はビデオで日本の若者が職を転々とする中でホームレス状態に陥り、さらに職に就くことが難しくなっていくというワーキングプアの実情について学んだり、逆に子育て支援や労働環境が整備されているフランスやこどもたちの教育に力を注いでいるフィンランドの実態について勉強しました。

最低でも5週間のサマーバケーションがない会社は社長が罰せられるほど、働くこと・暮らすことがきちんと護られ、その上で社会としても成り立っているフランスの姿は救いでした。

また、どん詰まりの閉塞感に満ちた今の日本にとって、苦境の時に「こどもたちの教育にお金をかけることこそが豊かな国の礎」と信じ、教育改革に乗り出したフィンランドの実践は大いに参考になるだろうと思います。

諸外国の実践と実態を学びつつ、日本独自の豊かさを追及していけたらいいですね~☆

授業も佳境となり、この後は小休憩をとってから全体での討論を行いました。

派遣切りされた経験をもつ男性が、「ビデオに出演していたホームレスになってしまった若者に同情はしない。あの人のあの姿は自己責任である」とおっしゃったのにはビックリしました。

また派遣会社の社員で実際に派遣切りした経験を持つ男性も、派遣社員のいい加減さ・社会通念のなさ・無責任さなど、彼らのひどい実態を語ってくれました。

実は非情なようだけれど、わたしもそう思っていたのです。

派遣村だと大騒ぎしていた昨年末、派遣切りされて次の日からまったく食べられない、寝るところもない…って、この人たちは一体どんな生活をしていたんだろう?って。

突然の解雇は明らかに違法だけど、それでも派遣だろうとなんだろうと働いていた人が、翌日から身銭が一銭もなくて食べることもできないなんてことがあるんだろうか?って。

だって多少なりとも社会人をしていたら蓄えがあるでしょう?

そんな風に思っていたので、もらったお給料を数日のうちに使い果たし、ギャンブルにも手を染めて…という話を聴いて、“なるほど~そういう実態があるのか”と大きく頷いてしまいました。

まったく貯蓄をしないで、お給料をもらえばもらっただけ遣うなんていうのは、リスク管理ができていないと言われてもしかたがないと思う。

でも今回の授業を受けて、本人の責任とは言い難いところで突然に負のスパイラルに陥り、その蟻地獄のような穴から這い出せずにもがいている人もいるのだろう…と想像できるようになりました。

最初の椅子取りゲームのように、もともと5つしか用意されていない椅子をみんなで奪い合い、その戦いに負けた人の暮らしは、坂を転がり落ちるように加速度的に荒んで苦しいものになっていく…そんな現実がわたしのすぐ隣に転がっているのだ、と。

働き蟻も働き者の蟻だけを集めてしまうと、その中の何匹かは働かなくなってしまうのだとか。

働いている人が偉くて、働いていない人が社会の屑だとは思わないし、“働かない”という選択もまた“あり”なのかもしれない。

でも、『自分の持っている何かしらの資質を社会のために役立てること』…それが大人としての責任や義務であるのと同時に、ひとりの人間としてのしあわせな姿でもあると信じたいのだけれど、こんなことを言うと「やっぱりあなたは甘ちゃんだ」って笑われてしまうかなぁ(汗)。

わたしは仕事柄、障害年金で生計を立てているため節制してつつましく暮らしている人がいる一方で、生活保護で悠々自適な暮らしをしている人がいる現実を目の当たりにしています。

そういう人たちを見るとものすごく腹がたって、不公平感に苛まれるのですが、先生いわく「弱い者同士で足を引っ張りあっているけれど、その一方ではそれこそ悠々自適に莫大なお金を得ている一部の人たちがいる」のだとか。

そういったところへ目を向けずに最下層同士でお互いが悪いのだと言い合っていても、根本的な解決にならないのではないか…とのお話になんだか妙に納得してしまいました(笑)。

最後にわたしの労働に関する考えを述べると、わたしは今の仕事が好きで、どうしてもこの職業に就きたくて、なりたくてなった姿…そういう意味では夢をかなえた!といえます。

この先行き不透明な時代にあって、たぶん悪いことさえしなければ首を切られることもなく、何もなければこのまま定年まで勤められるだろうと思える安定した会社にいます。

でも、いつの頃からか働く日数を今の半分にして、お給料も今の半分にして、誰かとワーキングシェアしたいなぁ…と思うようになりました。

そしてその会社勤めをしなくなった半分の時間で畑をして、自給自足に近い暮らしができたらやっていけるんじゃないか…なんて真剣に夢見ています(笑)。

農業だけで現金収入を得るのはやっぱり苦しい。

現金収入を得るためのサラリーウーマンな生活は今のところ必須なので、それならこの仕事が好きだし続けていきたい。

でも、理想はあくまでも『半農半保健師』なのです♪

わたしの生まれた時代にはもう物質的にはほとんどの物が揃っていて、欲しい物が何でもたやすく手に入る時代でした。

これからはもっともっと物があふれていく時代になるだろうし、その中で“何をこころから欲するか”ということを個人が吟味して買い物をするようになるだろうと思うのです。

そんな時代にあって大量生産大量消費は望むべくもなく、経済成長がずっと続きGNPが前年度よりも上がっていくなんてことは寓話でしかありえない。

また臨界値を超えそうになっている環境負荷を考えれば、おのずと今ある仕事は先細りになっていくものが多いだろうと予想できます。

その中で豊かな暮らしを、豊かな国をと考えていくならば、ワーキングシェアしてみなが平等に現金収入を得る機会をもてること、また食べるに困らない農ある暮らしは大切な基盤となっていくような気がします。

“いつかは田舎で自給自足の暮らしを営みたい”と最近常々その夢へのステップを考えているのですが、どうやって現金収入を得るか…その問題がやはりネックになっているんですよねぇ。

貧困問題やワーキングプアの問題と併せて、お金を得ること、お金を遣うこと…お金にまつわる問題は本当に根が深く複雑だなぁ(汗)。

願わくばお金に頼らない生活をしたいものですが、そこまで高尚な生き方はできそうもないので、せめてお金にふりまわされない生き方をしたいものです(笑)。

なんだか貧困問題からズレてしまいましたが、本当に素敵な平和中学校の『おとなの授業』でした。

2時間目が開講されるのを首を長くして心待ちにしています♪

校長先生をはじめ、教頭先生、事務のお姉さんなど…学校運営をしてくださった方々に深謝☆

ありがとうございました~!!
おとなの授業~僕たちの労働~@SANTOSHA_b0112855_22322322.jpg

授業開始前に給食で腹ごしらえ(笑)。

腹が減っては勉強できぬということで、美味しいベジごはんをいただきました♪

さらに『おとなの授業』ということもあって、平和中学は校則が緩くアルコールドリンク付き(笑)。

SANTOSHAはわたしの実家の近くのお店で、母校の小学校への通学路途中にあります。

ずっと気になってはいたのですが、なかなかお店に行く機会がありませんでした(涙)。

平和中学校の校舎がSANTOSHAと聴いた時には、校長先生たちのオツな手配に大喜びしてしまいましたよ~!!

前菜やサラダもおしゃれで美しく、ベジミートの唐揚げやパスタも本当に美味しくいただきました。

おしゃれなカフェで貧困問題を考える…って真剣さが足りないと怒られそうだけど、わたしはすごく素敵なアイディアだったと思います☆

暑苦しいのを嫌う今の若者にとって、生真面目にヒートアップしてしまうのはちょっとカッコ悪い。

真剣に現代社会について考えるけれど、自分たちが楽しむことも忘れない。

そんなスタンスが社会問題を考えるこれからの世代には必要なのでしょう。

考えていく仲間は多ければ多いほどよし。

ならば若者を仲間として取り込みやすい方法を模索していくことも、重要な突破口になるだろうと思います。

本当に素敵な企画をありがとうございました!!

また、サプライズなめぐりあわせもいくつかあって、わたしにとって嬉しくて素晴らしい時間となりました☆

現在、公民館の講座に通っっているのですが、その先生も今回のイベントにいらしていたこと。

次回で最終回となってしまうのが本当に本当に残念でならない大好きな講座の先生なのです♪

実は何度か訪問して「この人はどんな方なのかなぁ?」って、記事を拝見しながら気になっていたブログがありました。

今回お話できたことで、そのブログを書かれているのが先生だと判明し、とっても衝撃を受けました~!!

ビックリするくらい嬉しかったなぁ…あの記事を書いてらっしゃったのが先生だとわかって。

「先生」って呼ぶと「先生は自然ですから」っておっしゃられるのです…素敵でしょう?

さらにはお会いしたのは初めてだったのですが、わたしのブログを見てくださっているとおっしゃられたnokoさんともお知り合いになれました。

こんなに好き放題・言いたい放題なわたしの記事を読んでくださる…そんな奇特な方がいらっしゃるなんて(照)。

nokoさんはマイ箸サークルの『slow style』に所属されていて、実はわたしも最近は幽霊部員と化しているのですが、スロスタのスタッフの一員なのです(←と言っていいのだろうか…汗)。

活動時期が異なっていたため今までお会いしたことがありませんでしたが、部長のSさんにnokoさんを紹介していただきご縁ができました♪

nokoさんのブログにわたしも何度か訪問したことがあって、SANTOSHAでワンちゃんの食育講座を開いていることなどを拝見していました。

なんだか嬉しい出会いがいっぱいで「すご~い!!ご縁やつながりってミラクルだなぁ」ってワクワクするような素敵な夜となりました~☆
# by wasurenasumire | 2009-10-31 23:26 | events


ていねいで居心地のよい暮らしを目指して…管理人:水遊   コメントは承認制となっています♪反映までに時間がかかることをお許しください☆


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