人気ブログランキング | 話題のタグを見る

紫花豆の甘煮

紫花豆の甘煮_b0112855_2231925.jpg

豆好きにとっては“Queen of beans”といってもいいくらいの大物…紫花豆です♪

普通の黒豆や黄大豆の倍以上もの大きさがある豆で、『紅花いんげん』というのが本来の名前なのだとか。

原産地は中南米といわれており、わが国には江戸時代の終わりごろに入ってきて、まずは鑑賞用として栽培されるようになりました。

紅花いんげんの花は本当に可憐で可愛らしく、食用よりもまずは花を愛でるために育てられたことから『花豆』の名がついています。

その後、『花豆』を食用として用いることになり、明治になって北海道の本格的な開拓が始まっことと相まって、盛んに栽培されるようになっていきました。

花豆は標高の高い冷涼な気候を好むことから、今でも北海道や長野などの寒冷地が主な栽培地帯となっています。

…と、こんな花豆なのですが、私は将来『花豆の煮ものが上手なおばあちゃん』になるのが夢だと、いろいろな人に宣言しまくっていました(笑)。

小豆や黒豆といった小粒な豆から始めて、ずいぶん煮豆料理にも慣れてきたので、ついに憧れの『紫花豆の甘煮』に初チャレンジしてみることに☆

「花豆は大きいからなかなか上手に煮えないよ」と母には釘を刺されていたので、失敗も覚悟の上だったのですが、初めてにしては及第点をあげてもいいくらいの出来栄えに思わずガッツポーズ!!

黒豆の場合は極わずかに重曹を入れてシワが寄らないようにするのですが、花豆の場合は重曹を入れなくてもシワなしのツルツルに仕上がりました~♪

“空気に触れたらマズいのかなぁ”などと思いつつ、落とし蓋もしないで適当に煮たのですが、それなりに皮も張っていて味も浸み込み…1回目としては上出来な部類(笑)。

若干まわりの皮が硬い気もするので、次回は浸水の時間をもう少し長めにとってみよう!というのが反省点です♪

今まで“花豆は難しい”という考えにとらわれていましたが、意外と黒豆よりも簡単かもしれませんよ~☆

そうそう今度、花豆の甘煮をつくる時は、そこから甘納豆にアレンジしてみたいと思っています!!

実はわたしは大の甘納豆好き♪

これは母方の祖母の血を色濃く受け継いでいて、敬老の日には祖父にを、祖母に甘納豆を持ってよく遊びに行ったものでした。

母方の祖父は鰻とともに大のお酒好きでもあって、先日の法事で尼若酒造の話をしたら、伯父や従姉たちに「お祖父ちゃんの血を完全に受け継いでるねぇ…お祖父ちゃんも天国でさぞ喜んでいるんじゃない?」とからかわれてしまいました。

実は祖父も押入の奥にこっそりと『尼若酒造』を建て、時々は昼間からどぶろくをチビチビしていたのを、従姉が目ざとく確認していたようです(笑)。

まぁ、こうしてめでたく祖父母亡き後も彼らの血は隔世遺伝で孫子に伝わり、確実に受け継がれてしまったわけですが…(沈)。

あな、恐ろしや…遺伝子のなせる業は(汗)。

話がずいぶん脱線してしまったけれど、甘納豆のことに話を戻します♪

紫花豆を甘く煮た後、オーブンで乾燥させてグラニュー糖をまぶせば甘納豆になると聴いたことがあり、ものは試しとばかりに1度ぜひやってみたいなぁ…と思っています。

ここは静岡・お茶の街ですから、来月には甘納豆をお茶うけにして新茶をすする…なんて、考えただけでも“むふふ”な話が現実になり得るので、すでに今からほっぺたが垂れ下がてしまうのでした(笑)。


【材料】
・紫花豆      250g
・てんさい糖   180g
・塩         小さじ1/2
・しょう油     小さじ1/2

【つくり方】
1 紫花豆をザッと洗い、一昼夜たっぷりの水(豆の2倍以上…分量外)に浸けておく。
↓わたしは一晩(12時間ほど)浸水させただけのあわてん坊でしたが、急がず気長に戻す(24時間以上)のが美味しさの秘密なのだとか。
紫花豆の甘煮_b0112855_2242130.jpg

2 約3倍に膨らんだ1を圧力鍋に入れ、さらに花豆の3倍の水(分量外)を注いで蓋をしないで火にかける。
3 グツグツと沸騰したら茹でこぼし、今度は花豆にかぶるくらいの水(分量外)を入れる。
4 圧力鍋の蓋をして錘がまわり始めたら弱火に落とし、10分弱そのまま加熱する。
5 圧が抜けたら蓋を外して花豆の硬さを確認し、大丈夫ならてんさい糖を入れて弱火で10分ほど蓋をしないで煮る。
6 最後に塩としょう油を加えて味を調える。
紫花豆の甘煮_b0112855_2245773.jpg

温かい時に味見をするのも、つくり手ならではの至福の瞬間だけど、やっぱり煮豆は1度冷めて味がグッとしみ込んでからいただくのがGOOD♪

特に翌日・翌々日の煮豆はビックリするほど美味しくなりますよ~☆
# by wasurenasumire | 2010-03-26 23:01 | cooking

またまた蕪づくし

またまた蕪づくし_b0112855_22151763.jpg

真冬に植えたこかぶたち…春が来て早々に花芽をつけてしまいましたが、それでも実の部分が育ったものもいくつかありました☆

ありがたや~(笑)。

真冬の霜にも、強風・暴雨にも負けず…大きくなってくれた(←見た目は小粒ですが…笑)愛しのこかぶに敬意を表して、こかぶが主役のお料理をつくってみることにしました!!

多少ボケちゃっているものもあったので、そういったことがあまり気にならないメニューを選択☆

“収穫できないかもなぁ”なんて諦めていた春こかぶですが、なんとか美味しくいただくところまで漕ぎつけましたよ~♪

大根はそれこそ「今年の冬までは食べなくてもいい」と思うくらい…飽きるほど食べつくしましたが、結局こかぶは飽きるほどには収穫できず(涙)。

蕪は大好きなので今年の冬にまたまたチャレンジしたいと思っています。

今年は「もう来年の冬まで蕪はいらない~!」と嬉しい悲鳴をあげられるといいなぁ☆

さてさて、今回もうーらさんのおつまみお野菜レシピから♪

まずこかぶ料理の1品目は『こかぶのトマチリ』です~!!

エビチリもどきな代物ですが、意外とこかぶとトマトの組み合わせがよい味を醸し出しています。

トマト缶の新たな使い方を覚えたので、“今度セールになったら買い込んでおかねば!”とこころに誓ってしまうのでした(笑)。

うーらさんのレシピでは最後に小口切りの長ねぎを加えてあったのですが、わたしはうっかりネギを買って来るのを忘れてしまって…(汗)。

ネギの香りが加わったらさらに美味しくなりそうですね~♪


【材料】
・こかぶ        小4個
・片栗粉        大さじ1
・ごま油        小さじ1/2
・にんにく       1/2片
・生姜         1片
・カットトマト缶   1カップ
・唐辛子味噌    小さじ1
・てんさい糖     小さじ1
・しょう油       小さじ2

【つくり方】
1 こかぶは葉を1cmほど残し、4つ割にして片栗粉をまぶす。
2 にんにくと生姜はみじん切りにする。
3 フライパンにごま油を熱し、2を入れて弱火にかける。
4 香りが立ってきたら1を入れてざっと炒める。
5 トマト缶・唐辛子味噌・てんさい糖・しょう油を加えてふたをし、ふつふつしてきたらごく弱火に落として5分ほど煮込む(時々ふたをとって焦げないようにかきまぜます) 。
6 こかぶに火が通ったら皿に盛る。
またまた蕪づくし_b0112855_22155199.jpg

2品目は『かぶ海苔チャンプルー』…こちらはゴーヤチャンプルーもどきかしら(笑)。

塩味のシンプルな味つけなのですが、かぶにもお豆腐にも塩味がなじみ…磯の香りと相まって美味しかったです♪

彩りに桜えびを散らして華やかにしてみました☆

そういえば、春の桜えび漁はいつからだったかなぁ?

生の桜えびを食べられる時季は“静岡に住んでいてよかった~!”ってこころから思いますもの…美しい富士山とともに静岡人の特権・特権(笑)。


【材料】
・こかぶ     小3個
・ごま油     小さじ1
・木綿豆腐   1丁
・塩        小さじ1/2
・海苔      全形1枚
・桜えび     お好みで

【つくり方】
1 こかぶは葉を3cm残して切り落とし、8等分のくし形切りにする。
2 こかぶの葉は5cmの長さに切っておく。
3 豆腐はざるにあけて自然に水切りする。
4 フライパンにごま油を熱して1を入れ、フタをして途中返しながら弱火で蒸し焼きにする。
5 火が通ったら2を加えてざっと炒め、3を手でくずし入れる。
6 桜えびも加えて水分を飛ばすように炒めてから塩をふり、海苔も揉み入れてざっと全体に混ぜたら火を止める。
7 仕上げにごま油を小さじ1ほど(分量外)ふる。
またまた蕪づくし_b0112855_22161974.jpg

最後は『かぶの柚子こしょう照り焼き』…これは“ブリの照り焼き”もどきですか(笑)。

柚子こしょうの香りが食欲をそそり、とても美味しいのだけれど…こかぶではなくて蕪でつくりたかったわ(沈)。

収穫したものの中で大きなものを選んでつくってみたけど、これでは薄くて食べた気がしないのですよ~(涙)。

特に今回のこかぶは小ぶり中のさらに『小』といえるので、スライスなどしないでまるごと照り焼きにしてしまってもよかったかも?

今年の冬はこかぶとともに、食べ応えのある大きな蕪も育ててみたいものです☆


【材料】
・こかぶ     2個
・薄力粉     大さじ1/2
・ごま油      小さじ1
・柚子こしょう  小さじ1/2
・しょう油     大さじ1.5
・料理酒     大さじ1.5
・本みりん    大さじ1.5

【つくり方】
1 こかぶは葉を3cmほど残して切り落とし、1cm厚にスライスして茶漉しで薄力粉を両面にふる。
2 柚子こしょう・しょう油・酒・みりんを合わせてタレをつくっておく。
3 フライパンにごま油を熱して1の両面をこんがり焼き、2を入れて煮絡める。

※このレシピは『ooLife*オーガニックレシピ手帖*』を参考にしています。
# by wasurenasumire | 2010-03-26 22:14 | cooking

ブロッコリーとの別れを惜しむ会

ブロッコリーとの別れを惜しむ会_b0112855_18172255.jpg

“ありがとう!ブロッコリー”な野良しごと反省会…をboss宅で開いてもらいました~!!

いつも写メールで茹でたての濃い緑色を「見ろ!」と自慢げに送ってくれるbossですが、今日は採ったばかりのブロッコリーを奥さまがサッと湯がいてくださり、目にも鮮やかな“本物の緑”を目の当たりにしています。

輝く緑が目に沁みるわ~☆

初物のアスパラも負けず劣らずのよい色合いとなっていて、「春が来た♪春が来た♪」と歌いたくなってしまいました(笑)。
ブロッコリーとの別れを惜しむ会_b0112855_18182026.jpg

↑こちらはbossの奥さまがつくってくださった『春野菜のスープ』

春キャベツに新じゃがにアスパラに新にんじん…どれもこれも春の香りがたっぷりつまったお野菜ばかり。

塩味のシンプルなスープは野菜の甘みが存分に感じられ、ものすご~く美味しかったです!!

う~ん、しあわせ☆

そうそう、この後さらに『筍のお刺身』や『筍ごはん』をいただいたのですが、あまりの口福感にうっかり記念撮影するのを忘れてしまいました…ショック(涙)。

なんたること…と家に帰ってきて呆然としてしまいましたが、ラッキーなことに来週『筍狩り』に連れて行ってもらえることが後日決定したのでした☆

バンザ~イ!!嬉しいなぁ♪

『筍のお刺身』と『筍ごはん』の写真は来週まで…しばしお待ちください(笑)。
ブロッコリーとの別れを惜しむ会_b0112855_18203483.jpg

“どでんとありてやや面憎くたのもしく甘く実の入れわが南瓜麻呂”(斉藤史)

↑bossが昨夏に育てた雪化粧かぼちゃ♪

なんて立派なかぼちゃなのかしら…boss宅のお台所で越冬し、「一回り小さくなった」とのことですが、それでもかなりの大きさがあります!!

わたしが「今夏は楽農farmでつくったかぼちゃで“かぼちゃ餡おはぎ”をつくりたい」とbossに宣言したら、「かぼちゃといえば…」とお台所の奥から持ってきてくれたのでした(笑)。

しかも「そんなにかぼちゃが好きなら…」とこのかぼちゃをカットして分けてくださるとのこと。

今の時季は“国産かぼちゃ”なんてマーケットでほとんど見かけないし、まして県内産なんてありえませんもの(笑)。

たまに見かける国産かぼちゃは沖縄産とか鹿児島産で、お値段も非常に高くとても買えないのですよ~(涙)。

思わぬところで大好物なかぼちゃをいただく機会を得て、小躍りしてしまいました♪
ブロッコリーとの別れを惜しむ会_b0112855_18213134.jpg

↑大きなかぼちゃをカットすると中はこんなにきれいな太陽色☆

わたしが「雪化粧だ~!!」と喜んでいたら、「雪肌かぼちゃって有名なの?」とboss。

雪肌かぼちゃって化粧水の名前じゃあるまいし…(笑)。

かぼちゃが旬の夏でも“雪化粧”は普通の緑色の皮のかぼちゃより割高です。

それに北海道産のものしか売っているのを見たことがないので、静岡産なんて希少価値が高いと思うなぁ♪

かぼちゃの種はドライナッツのように食用になることもありますが、土に植えれば芽を出すのかしら?

実験と称してこの雪化粧の種を乾燥させ、畑に蒔いてみようということになりました~☆

生まれも育ちも静岡産の雪化粧かぼちゃが今夏は楽農farmで育つ…かもしれません(笑)。
ブロッコリーとの別れを惜しむ会_b0112855_1822392.jpg

家に帰ってさっそくいただいたかぼちゃを調理してみました♪

いつもはスウィーツに使ったり、甘いかぼちゃサラダをつくることが多いのですが、今回は一風変わった『かぼちゃきんぴら』に☆

かぼちゃの甘味とピリッとした刺激がとても新鮮!!

かぼちゃはスウィーツだけでなく、おつまみレシピにもよく合うことがわかりました~(笑)。

今年の夏はかぼちゃづくしなごはんが楽しめそうです♪


【材料】
・かぼちゃ      1/4個
・鷹の爪       1~2本
・ごま油       小さじ1/2
・酒          大さじ1
・すりごま(白)   大さじ1
・しょう油       大さじ1
・本みりん      大さじ1
・純米酢       大さじ1

【つくり方】
1 かぼちゃは5~8mm厚のいちょう切りにする。
2 鷹の爪を輪切りにする。
3 しょう油・みりん・酢を混ぜ合わせ、調味液をつくっておく。
4 鍋にごま油を熱して2と1を入れ、ざっと炒め合わせる。
5 ある程度かぼちゃに火が通ったら酒をふり、ぴっちり蓋をして弱火で3分蒸し焼きにする。
6 3を入れて再度蓋をしてから2分蒸し焼きにし、かぼちゃに火が通ったらごまを絡める。

※このレシピは『ooLife*オーガニックレシピ手帖*』を参考にしています。


さてさて今日は3連休の最終日だったのですが、連休の最後の最後となって珍騒動が起こりました…(涙)。

畑で採れた農産物などを持って実家へ戻ったら、母が夕ごはんに『鯵の干物の唐揚げ』をつくったとのこと。

“干物を唐揚げにしたら美味しいと聴いて、つくってみたから味見して”と言われ、ひょいと食べたのが運の尽き…なんとその骨が喉に刺さってしまったのです(涙)。

その後ごはんをまる飲みしたり、お茶を飲んで咳払いしても不快感は消えず、逆にどんどん痛みが強くなってきます。

「まだ刺さってるみたい」と洗面所に駆け込んだら、今度は真っ赤な血が出てきました!!

“喀血なんて沖田総司か、労咳か”とくだらないことは浮かんでくるけれど、完全に頭は真っ白でパニックに(笑)。

19時をまわったところでしたが、耳鼻科の緊急当番医が実家の近所だったこともあり、母が電話すると「すぐに来るなら診てもらえる」とのありがたい返事をいただき、急ぎ病院へすっ飛んで行ったのでした(泣)。

喉頭鏡という胃カメラのようなファイバースコープを鼻から挿入され、声門のあたりまで診てもらったのですが、出血している傷口は確認できても骨は見つからず。

先生からは「ご飯をまる飲みした時に刺さっていた骨がとれたか、もともと通過する時に傷だけつけて刺さってはいなかったか…。出血している傷口があるので、腫れがひどくなると気道を圧迫する恐れがあり、今日はステロイドを内服して、明日再受診するまで水分以外は摂らないように」とのお達しでした(沈)。

魚の骨が刺さってこんな大事になったのは初めて…しかも子どもや高齢者でなく、健康な成人でもこういうことがあると身をもって知りました(笑)。

“唐揚げだから骨までパリパリだろう”なんて過信せず、お魚を食べる時は老若男女、誰でも骨には注意して食べないといけないですねぇ…(汗)。

要注意ですよ~!!ホントに魚の骨は!!

後日談として翌日bossにこの話を報告したら「余計なことをするから、畑の神さまが怒ったんだ」と呆れられ、職場の先輩方には「大丈夫?」と心配され、あまりにもおバカな話で恥ずかしいやら、情けないやら…身の置き場に困るくらい恐縮してしまいました(涙)。

受診後、「傷口はまだあるけれど、腫れはひいてきているのでこのままよくなるでしょう」と飲食の許可がおりましたが、大好物のみかんを食べる気にはまだなれません(沈)。

絶対しみそうだからなぁ…(笑)。
# by wasurenasumire | 2010-03-22 23:25 | cooking

bossとの畑デートⅩⅧ-③~楽農famのいも・イモ計画~

bossとの畑デートⅩⅧ-③~楽農famのいも・イモ計画~_b0112855_2258398.jpg

↑先週、植えつけが終わったおじゃがの畑♪

たった1週間ではもちろん芽が出てくるはずもないのですが、それでも何か気配があるかもしれない…とbossとともにひたすら畝の表面を穴が開くほど見つめてしまいました(笑)。

bossの話では“芽が出てくる前は少し土が盛り上がってくる”のだとか。

ジーッと眺めていましたが、やはり1週間では畝の表面はなだらかなままで、土の下でおじゃがが生長して外へ出てこようとしている気配は感じられません(沈)。

bossの畑師匠・Kさんも芽出しまでには3週間ほどかかると言っていたので、おじゃがの芽に逢えるのは4月に入ってからとなりそうです♪
bossとの畑デートⅩⅧ-③~楽農famのいも・イモ計画~_b0112855_22583042.jpg

愛菜園だけでなく楽農farmにも新たな種を植えつけます♪

↑この干からびた種…何かわかりますか?

実は『こんにゃくいもの種』なのですよ~☆

先月、綾部の里山交流大学に参加した折、こんにゃくづくり体験をさせてもらい、こんにゃくの種も分けていただきました。

実際にこんにゃくづくりができるくらい、立派な『こんにゃくいも』に生長するには3年はかかるようですが…(汗)。

こんにゃくってスローフードだったんですね~(笑)。

この種はミイラのようで生きているのかやや心配なものの、自家製こんにゃくづくりができる日を目指して、元気に大きく育ってくれると嬉しいなぁ♪

まずは綾部からやってきたこんにゃくいもが静岡の地で芽を出してくれることを祈ります☆
bossとの畑デートⅩⅧ-③~楽農famのいも・イモ計画~_b0112855_2258567.jpg

↑こんにゃくいもを植えつけしたところ♪

こんにゃくいもは里芋科の多年草で原産地はインドシナ半島だといわれています。

日本には6世紀半ばの仏教の伝来とともに伝えられ、7世紀初頭の推古天皇の御代には盛んに中国から輸入されるようになったのだとか。

当初は貴族や僧侶などの上流階級の専有物とされていましたが、栽培法が安定した江戸時代になって庶民にも身近な食べ物となり、『蒟蒻百珍』が出版されるなど絶大なる人気を誇るようになりました。

蒟蒻が食べ物としてこれほどもてはやされるのは、日本以外では類を見ないようですよ(笑)。

かくいうわたしもかなりのこんにゃく好き…好きじゃなければこんにゃくを栽培しようなんて思わないですものね~♪

2~3年後の目標として愛菜園で採れた大根と自家製こんにゃくで『静岡おでん』をつくれたらいいな☆
bossとの畑デートⅩⅧ-③~楽農famのいも・イモ計画~_b0112855_22592351.jpg

さてさて、こちらはまたまたbossがファーマーズマーケットで購入してきた変わり種『菊いも』。

未知なる植物でどういうおいもなのか…まったく不明です(汗)。

「菊みたいなお花が咲くのかな?」と想像しているのですが、こんにゃくはお花がキレイでないと聴いたので、こんにゃくのお隣に目の保養ができるおいもがあるのは嬉しいこと(笑)。

どんな姿になっていくのか…乞うご期待といきましょう!!

楽農farmには今後、里芋とさつまいもを植える予定です♪

今のところ100%すべて『いも』オンリー…完全なるいも畑ですね(笑)。
# by wasurenasumire | 2010-03-22 22:54 | farm

bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~

bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21462620.jpg

↑前回、雑草取りをがんばったそら豆♪

あまりの雑草の多さに片側しかできなかったので、今日はもう一方の雑草取りをします!!

最初の頃は茎がヒョロヒョロ・クネクネしていたのに、今となっては支柱のない茎も真っ直ぐ空に向かって伸びていくようになりました☆

お花の時季に入ってしばらく経ったので、“そろそろ1番果がついてもいいのでは?”と目を凝らして観察しましたが、今のところそら豆らしきものは見あたらず(涙)。

まだもう少し、焦らずじっくりお花見を楽しみなさいな…ということなのでしょうね~(笑)。
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_214716100.jpg

↑なんとなくキャベツらしい雰囲気になってきました~!!

虫たちの餌食になっていたbossキャベツも、たっぷりと振りかけた万田酵素のおかげか、少し元気を取り戻してきています♪

bossはキャベツよりも玉ねぎの出来が気になるようで、わたしがこの2人のキャベツ姫に仕える女房として任命されました(笑)。

bossキャベツをポシャったら後でどんな嫌味を言われるかわからないので、虫たちと格闘しつつ絶対にまんまるのキャベツを収穫するゾ~!!
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21474183.jpg

↑bossキャベツは毎回毎回、本当にお客さん多すぎ(涙)。

今回はなんと『カタツムリ』…前回ナメクジを駆除したので、一瞬“やっぱりナメクジが成長するとカタツムリになるのかしら?”と錯覚しそうになったほど。

実はわたしは“ナメクジの親がカタツムリ”だと、子どもの頃からずっと信じていたので、両者が別の生物だと知ったのはずいぶん後になってから…その時はとても驚きました~(笑)。

そんなわたしも『野良女子』として、たくましさレベルと野良経験値が毎週アップしています♪

現在レベル3くらいまで進行しており、イモムシとナメクジは完全に手で潰せるようになりましたが、さすがに殻つきのカタツムリは自信ナシ(沈)。

“潰した時の殻の感触がリアルだろうなぁ”と想像したら気持ち悪くなり、可哀そうですが石で圧死してもらうことにしました…(涙)。

野良しごとをしているとこの手で命を育てる時間もあれば、逆に命を奪う瞬間もあり…ちょこっと『命』について考えてしまうことがあります。

虫を殺して野菜を守る…人間としての哀しき業なのかなぁ。
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21484228.jpg

↑葉っぱの生長が著しい『玉ねぎ畑』♪

bossは非常に玉ねぎの生長を心配していて、葉っぱの生長が良すぎることが返って、気がかり要因となっているようです(涙)。

「こんなに立派な葉っぱなら、乾燥させる時に縛る部分が丈夫でいいなぁ」なんてわたしは思っているのですが、そんなことをbossに話したら睨まれそうなくらい気にかけているんですよ~(汗)。

エネルギーチャージと称してたっぷり与えた肥料が吉とでるか、凶とでるか…畑の神さまの審判が下りるまであと数か月(笑)。
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21491384.jpg

それでも早生の玉ねぎは実の部分がわずかに見えてくるようになりました~!!

まるっこくて可愛いモチ肌の玉ねぎなので、愛称として『お玉ちゃん』と命名(笑)。

お玉ちゃんといえば落語の『王子の狐』の話を思い出します♪

要約するとそれはこんなお話☆

 王子の原を通りかかった男は偶然にも狐が若い女に化けるところを見てしまいました。

 悪戯心から逆に狐を騙してやろうと「お玉ちゃんかい?」と自ら声をかけ、有名な料亭『扇屋』へと誘います。

 正体がばれているとは気づいていない狐は、男に勧められるまま呑んだり食べたり…ついには酔い潰れてしまいました。
 
 その間に男は「勘定は連れからもらってくれ」と言い残し、扇屋の名物・卵焼きの折詰までお土産にしてどんどん帰ってしまうのです。

 何も知らない狐はスヤスヤと眠り、頃合いを見て起こしに来た仲居に食事代を請求されビックリ!!

 あまりにも慌ててうっかり尻尾を出してしまい、店の者たちに棒で叩かれ、追われて散々な目に遭うのでした。

 しかし、その話を聴いた扇屋の主人は「お狐さまがせっかくいらしてくれたのに、こちらからおもてなしするくらいの気持ちでいなくてどうするんだ!」と店の者を叱り飛ばし、また卵焼きをお土産にせしめた男が友人のところでこの冒険譚を話すと「お狐さまを騙くらかしてせしめた卵焼きなんて冗談じゃない!どんな祟りがあることか」と言い、まったく卵焼きに手をつけようとしなかったのだとか。

 お狐さまやお稲荷さんというものがいかに江戸の市井に暮らす人々にとって、身近な信仰の対象であったかがうかがい知れます。

 さてさてその男の顛末ですが、さすがに気が咎めたのか…狐に謝りに行きます。

 命からがら巣に逃げ帰った母狐には会えませんでしたが、出会えた子狐に「ごめんね。おっかさんを騙したのはおじさんなんだよ。お詫びにこれを渡してくれ」とぼた餅を預けます。

 巣に帰った子狐がそのことを話すと「それを食べてはいけないよ。馬の糞かもしれないから」と完全に人間不信になってしまった母狐なのでした…という人間の方が狐より怖いというオチ(笑)。

今のところ、順調に大きくなっている愛菜園のお玉ちゃんですが、土から見えている表面のところだけかもしれないので、わたしも可愛いお玉ちゃんに化かされないように気をつけないとっ♪
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21494094.jpg

↑来るたんびに新しい茎がニョキニョキ育ち、毎週のごとく床屋さんをしているセロリ♪

最近はカットの腕前もかなりあがってきました~☆

ホント盆栽の愉しみに近いものになってきたなぁ…(笑)。
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_2150458.jpg

↑だいだい床屋さんをすると、このくらいは収穫できます♪

このセロリも今はまっている『けんちゃんソース』で、美味しいスティック野菜になる予定☆

そうそう、bossはもともとセロリ嫌いだったそうですが、収穫したセロリをおすそ分けすると食べてくれるようになりました(笑)。

好き嫌いの多い人こそ野良しごとをして、自分でお野菜をつくれば愛着もわいて食べられるようになるかもしれません♪

やっぱり身近な野菜の方が“食べてみよう!”という気になりますものね~☆
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21503481.jpg

↑春のこかぶは実の生長の前に花芽がどんどんついてしまいます(涙)。

花が咲けばどうしても薹がたってしまうので、食べられそうなものは時期尚早ですが収穫することに♪
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21505729.jpg

↑それでも極寒の真冬に植えて霜が降りる中で芽を出し、途中収穫となったこかぶにしては、ちゃんと白い実の部分も育ってくれました♪

初めてのハウス栽培にチャレンジし、試行錯誤しながら一緒にがんばってきた子たちです!!

風雨によってハウスが壊滅状態になったことも、雨の中で復旧作業に勤しんだことも…今となってはよき想い出です(笑)。
bossとの畑デートⅩⅧ-②~春光に輝く緑~_b0112855_21512065.jpg

↑スティック・セニョールもそろそろ最終段階に入ってきましたねぇ…(涙)。

bossはブロッコリー畑の苗を抜いて全部きれいにし、新たな種蒔きの準備をしていましたが、わたしはもう1週間だけもたせることにしました。

そろそろキャベツがキャップだと窮屈になってきたので、スティック・セニョールのネットを使いまわして、またまたキャベツ姫のネットカフェをつくってあげようかと計画しています☆

それは次回の作業ということで、その時までスティックに最後のがんばりをしてもらう予定(笑)。

bossは「たった70円の苗で半年楽しませてもらって、収穫して食べる悦びまで味わえるなんて素晴らしい~!!」と苗の始末をしながらいたく感動していましたが、その気持ちわかるなぁ…。

bossなりに半年のおつきあいだったブロッコリーとの別れを、しみじみ惜しんでいたのでしょうねぇ…。

わたしも次回スティックセニョールとのお別れをする時は、ちょっと涙ぐんでしまうかも(笑)。

つきあいが長ければ長いほど情が湧くのは、人間もお野菜も一緒ですものね~♪
# by wasurenasumire | 2010-03-22 21:45 | farm


ていねいで居心地のよい暮らしを目指して…管理人:水遊   コメントは承認制となっています♪反映までに時間がかかることをお許しください☆


by wasurenasumire

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

cafe
owner
seasons
farm
macrobiotic
cooking
sweets
breads
soba
drink
books
music
cinema
events
goods
travel

以前の記事

2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月

最新のトラックバック

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

フォロー中のブログ

monasaの信州草花通信
コトコトきっちん
北川ふぅふぅの「赤鬼と青...
ミケの「畑へ行こう!」
マレエモンテの日々
くらぶち日記
Grano Di Ciaco
ばーさんがじーさんに作る食卓
フーの気まぐれ日記
たろべえじゅ通信
食卓の風・・・
ちいさなKitchenより
chaud nori
ぬるぅい畑生活
フィレンツェ田舎生活便り2
おべんとにっき
Happy Time♪
AYAのかわいいお弁当&...
**FUWA*ふわ*FU...
私的ぽくぽく日記
LaClé*Une,De...
Elegance Style
江戸・東京ときどきロンドン
vege dining ...
マクロビギナー
キシノウエンの 今日のて...
マイケルと読書と、、
おいしい茶色生活
北イタリア自然派生活
妻がコーチングを学んだら...
「がまだし日記」
ビーガンですけど、何か?
やさい部
農村の風
-*arisu*- ca...
おいしい暮らし~maru...
Country Life
kitchen
あわじしまっこ、フィレン...
今日の畑しごと(キシノウ...
ちゃちゃっとご飯@男子食堂
クスクスこんな日
野菜とお菓子のHAZKI...

木精占い

SQ Life 木精占い

ライフログ


私の作る郷土料理 (クウネルの本) [PR]


クウネルの本 伝言レシピ (クウネルの本) [PR]


クウネルの本 つづきまして伝言レシピ [PR]


昔ながらの行事と手仕事をたのしむ、十二か月のレシピ にほんの食ごよみ [PR]


鎌倉・不識庵の精進レシピ 四季折々の祝い膳 [PR]


うーらのオーガニックレシピ手帖 (エンターブレインムック) [PR]


izumimirunの「vege dining 野菜のごはん」 [PR]


つけもの漬けよっ。 [PR]


ホームベーカリーで毎日焼きたて!元気パン―持ち寄りやお招きに大活躍!ママ&キッズの簡単おうちパン (saita mook) [PR]


焼くだけのお菓子 (Home made club) [PR]


焼くだけのお菓子 vol.2 [PR]


ホットケーキミックスでパパッと作れる!うちカフェおやつ―スコーン、ガトーショコラ、バーケーキ…人気のカフェおやつがすぐ作れちゃう! (別冊すてきな奥さん) [PR]


藤井恵さんちの卵なし、牛乳なし、砂糖なしのおやつ (主婦の友生活シリーズ―Comoブックス) (主婦の友生活シリーズ―Comoブックス) [PR]

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧